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食育だより【2023年3号】ふたばっ子もりもり通信
2023.06.02 食育だより【2023年3号】ふたばっ子もりもり通信

5月8日より新型コロナウィルスが2類相当から「5類感染症」へと移行されました。園でも引き続き手洗い、うがいに努めています。また給食で提供するお味噌汁を中心とした発酵食品(醤油、酢、もろみ納豆、梅干しなど)は体を温め、免疫力を高める働きがあります。ご家庭でも積極的に取り入れて、家族みんなで健康維持をはかりましょう。

○月組さん 5月の手仕事


この時期の月組(年長組)さんは草スキーを中心とした園外活動(自然保育)で野山に出かけては、いろんな収穫をしてきました。それらを使って作ったものを紹介します。簡単に作れますので、ご家庭でも是非チャレンジしてみて下さい。

・甘夏シロップの作り方
志賀島には甘夏やびわなどが自生しています。旬(2月〜6月)の甘夏でシロップを作りました。本来皮ごと入れますが、甘夏は皮が苦いので果肉だけを使いました。消毒した瓶に甘夏と砂糖を交互に入れていくだけです。毎日木ベラでよーく混ぜて、10日程で泡がシュワっと出てきたら完成です。

甘夏ジュースは園外活動の際の水分補給に飲んでいます。子どもたちは楽しみにしていますよ!

・ドクダミチンキの作り方
ドクダミは昔から十種類の薬効があることから「十薬」と呼ばれ重宝されてきました。花を咲かせる今が薬効が一番高くなります。園にもドクダミが咲いています。

採ったドクダミをよく洗って水気をとり乾燥させ、瓶に葉とホワイトリカーを八分目まで入れれば出来上がりです。常温で1〜2年は保存OK!!虫除けスプレーや虫刺されのかゆみ止めに役立てます。薄めれば化粧水になりますよ。


・味噌の仕込み
・茹でた大豆をつぶします
・塩きり麹をつくります
・大豆と塩きり麹を合わせます
・お団子にして空気を抜きます
・樽に詰めて出来上がり!

お味噌の仕込みが終わりました。大豆を煮るところまでは給食室で行いますが、そこから先の作業は子どもたちが2人1組で行いました。『お味噌が大豆と塩と麹(今回は米麹を使用)からできていること』『麹には微生物がいて、おなかの中を元気にしてくれること』を作業を通して学びました。

大豆、塩、麹をまぜあわせたものをまるめて樽に投げ入れ(空気を抜くため)、最後に重石をして寝かせます。秋の縦割りクッキングの頃までに、麹菌が大豆に含まれるタンパク質を分解しておいしいお味噌になってくれます。子どもたちが毎日「宇宙一おいしくなーれ!」と話しかけて出来上がりを楽しみにしています。

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