食育だより2号_2024年度
2024.04.25
○食の安全や子どもたちの未来について考えよう!
3月24日、パピヨン24ガスホールにて「日本の食と農を守り、子どもたちにオーガニック給食を」というテーマで講演会をナチゅ村さんと共催しました。
「タネは誰のもの」の上映後、鈴木宣弘氏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)、山田正彦氏(元農林水産大臣、弁護士)にご講演いただきました。遠方からもたくさんご来場頂き大盛況でした。お話を聞いた方の中には、その内容に驚かれた方もいらっしゃったのでは?と思います。
ですが、現実問題として日本の食の安全は守られていません。戦争や異常気象による世界的な不作などにより食料品が高騰しています。これが深刻化すれば輸出制限され、食糧危機がおこる…なんて事態も。また日本は種、鶏のヒナ、肥料など多くを輸入に頼っているため、全て輸入がストップすれば日本の自給率は4%になる恐れも…なんて聞くとドッキリしますよね。それ以上に心配なのは残留農薬や食品添加物などの有害な環境要因が、子どもたちの脳の発達に影響を与えているという研究結果が次々と発表されていることです。発ガン性や生殖機能の低下、腸内環境の悪化なども懸念されます。
私たちの体は食物でつくられています。だからこそ、口にするものはよく考えたいものです。山田先生は、給食をオーガニック給食にすることで、子どもだけでなく、日本の農業を守ることにつながるので、地方から声を上げてほしいと言われます。この動きは全国に広がっています。(オーガニック給食マップ)
私共も皆様と共に考え、行動できればと思っております。
先生方の著書を一部紹介します。園にある本は貸し出し致します。興味のある方は是非ご一読ください。
■山田正彦先生著
・子どもを壊す食の闇(※)
・売り渡される食の安全(※)
■鈴木宣弘先生著
・このままでは飢える! 食料危機への処方箋「野田モデル」が日本を救う(※)
・マンガでわかる日本の食の危機 迫る飢餓…「質」も「量」も崖っぷちの現実から大切な命を守るために (※)
○梅干し講習のお知らせ(※要申し込み)
毎年恒例となっています梅干し講習会のお知らせです。ふたば幼稚園では薬効の高い無農薬の青梅を使って梅干しづけをしています。講師は長年マクロビオティックや薬膳などの講師として活躍されている靏久ちづ子先生です。梅干しの漬け方はもちろんですが、食や暮らしに関するお話は学ぶことが多いです。「一日一粒医者いらず」と昔から言われる梅干しを、是非一緒に作りませんか?
☆当日は2kgの梅漬けをします。多く漬けたい方は申し込み時に連絡下さい。別途梅代(実費)を頂きます。
☆土曜日ですので園児は託児を致します。(託児料300円)
・日時:6月1日(土)10:00〜12:00(予定)
・場所:ふたば幼稚園
・料金:2800円
・持ってくるもの:容器(4~6リットル)ガラス・ホーロー・カメ等(※ジップロックを園でも用意しています)
・塩:400g(自然塩がオススメです!)
・エプロン/三角巾/手拭き用タオル
○給食がはじまりました!
新入園児のおともだちも17日より給食がスタートしています。はじめての給食にとまどいもみられましたが、ハヤシライスはおかわりをしてくれました。小豆ごはんは手がなかなか出なかったり、小豆をよけるおともだちもいました。これから少しずつふたば幼稚園の給食に慣れていってもらえると嬉しいです。
月組さん(年長クラス)がタケノコ堀りに行きました。今週のコロッケやお味噌汁、パスタソースにタケノコを入れて提供しています。春野菜には新陳代謝を促すビタミンBや免疫力をアップさせるミネラルやアミノ酸、食物繊維が豊富です。旬のものを食べ心身ともに活発な状態をつくっていきましょう!
○山下先生の野草教室のお知らせ
月組さんはと野草研究家の山下智道先生一緒に野草散策に出かけました。
保護者の方からのご要望もあり8月1日(木)に保護者向けの野草教室を予定しています。夏休みのおやつにかき氷にかけて美味しい野草シロップ作りをする予定です。詳細は後日お知らせします。
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