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食育だより【2023年11号】ふたばっ子もりもり通信
2024.01.26 食育だより【2023年11号】ふたばっ子もりもり通信

山下智道先生の野草教室〜七草粥作り〜


1月16日に野草研究家の山下智道先生による今年度最後の野草教室がありました。はじめに休暇村志賀島へ野草を摘みに出かけました。休暇村では、山下先生は子どもたちに囲まれ「これ、食べられる?」の質問攻めにあっていました。それに全て即答できる山下先生は本当にすごい先生です。やりとりの中で、イヌホオヅキやウマノアシガタなどの毒草も生えていることを子どもたちは学んだと思います。

休暇村では春の七草〈ナズナ、セリ、ハコベラ、ホトケノザ、ゴギョウ、スズナ(かぶ)、スズシロ(だいこん)〉ですが、残念ながら見つからなかったので、採集した〈アザミ、スイバ、オオバコ、シャク、ツルソバ、シロバナサクラタデ、ノゲシ、オオジシバリ、カラスノエンドウ、ヨモギ〉と、百姓園で収穫したかぶと大根の葉でお粥を作りました。

『七草のうた』を唄いながら「ストトントン」のリズムに合わせて包丁で野草を刻んでいきました。これをお粥に入れて、6月に自分たちで漬けた梅干しと一緒に頂きました。

お粥は胃腸に優しく水分も栄養分も摂れる優れもの。体を温める効果もあるため血液やリンパの流れがよくなり、免疫力アップにつながります。寒さが厳しい今の時期にぴったりです。永平寺では365日朝食はお粥だそうです。ご家庭でも寒い日の朝食にストトンした葉ものと一緒にいかがでしょうか。

【七草のうた】
七草なずな
唐土の鳥が
日本の国へ
渡らぬ先に
ストトントン
ストトントン



この「七草のうた」には、大陸から鳥が疫病を持ってこないように。また、農耕に悪さをする鳥を追い払うという意味が込められているそうです。

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